熱収縮キャップのメリットと使用方法

熱収縮するキャップがあるのをご存知でしょうか。

 

結論:熱収縮キャップは防水・保護、漏水・漏油・腐蝕防止、絶縁等、様々な用途で使用が出来ます。

 

 本記事では、熱収縮するキャップについて、その特徴とメリット、使用事例をご紹介させて頂きます。
 

1 熱収縮キャップとは

熱収縮キャップとはその名の通り、熱を加えることでサイズが小さく収縮するキャップになります。
熱収縮チューブは空洞なため、先端をおさえる目的で使用することはできません。
一方で熱収縮キャップが先端が完全に密閉するように成形されており、チューブとは異なる用途で使用できます。
PVC等の材質で出来た絶縁用のキャップが一般的ですが、熱収縮キャップは熱でサイズを変化させながら、被覆対象に密着させることが出来ます。

熱収縮キャップの作り方は3つあります。
①チューブ形状に押し出し成形をし、先端を後で塞ぐ
②ブロー成型といわれる手法でキャップ形状のまま膨らませて製造する
当社の熱収縮キャップはブロー成型で製造しており、高い気密性、保護性があります。

 

高い気密性、絶縁性、防水性があるため様々な分野で広く使用されております。

 

2 熱収縮キャップの具体的な使い方【防水】

 熱収縮キャップはただ単に、熱で縮むキャップではありません。

このキャップの内側には熱で溶けるホットメルト(糊)が塗布されております。

被覆対象に被せて熱をかけることで、キャップの収縮と合わせてホットメルトも溶け出し被覆対象とキャップの隙間を埋める役割を果たします。

屋外や機器内にて水分がかかる個所に取り付けることで防水用途として使用する事が出来ます。

 

3 熱収縮キャップの具体的な使い方【保護】

 熱収縮キャップは突起物の先端保護としても使用が可能です。
架台や金属パイプ、角材などの電気配線以外の対象物に対してもその
先端の保護・養生を目的に使用されております。
チューブ、ホットメルトともに、使用後でもカッターなどの切れ目をいれれば、べたつき等を残さず綺麗には外すことが出来ます。

 

4 熱収縮キャップの具体的な使い方【漏油 漏水対策】

 熱収縮キャップは1でご紹介した防水機能を活かして、漏油、漏水対策でも使用されています。
油漏れ、水漏れなどの一時的な受け皿として先端に被せいて使用できます。


 漏油対策の事例
*ご提供: 株式会社北海道ダイエィテック様
 
ただし、耐圧性については具体的なデータがありません。
完全な漏油漏水対策としてのご使用はお控えください。

 

5 熱収縮キャップの具体的な使い方【腐食防止対策】

 熱収縮キャップはその防水機能と形状を活かして、金属製品の腐食防止対策としても使用されております。
具体的にはボルト・ナットなどに被せて使用されております。

 

6 熱収縮キャップの具体的な使い方【絶縁】

 ポリオレフィン製の熱収縮キャップは当然ながら絶縁性もあります。

閉塞端子のカバーや、ビニールテープでの絶縁処理に代わって、先端保護と

絶縁材料としても使用できます。

 

まとめ

 熱収縮チューブでは施工が難しい場合でも容易に取り付けが可能になります。


以下により詳しいご案内がございます。

各商品ページをぜひ、ご覧ください。

 

HSEC

https://denka-e.co.jp/collections/%E9%98%B2%E6%B0%B4/products/98

 

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